山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

ADR(裁判外紛争解決手続)

 紛争を解決する方法には裁判によるものがよく知られていますが、訴訟を提起することは一般の方にとっては費用や時間等の負担が大きく、エネルギーが必要です。そこで裁判によらない紛争解決方法というものがあり、その全般を指す言葉が […]

生活保護の収入認定

 生活保護では、現実に金銭や現物として本人に流入するものは一切を収入とみなされます。働いて得たもの以外でも、年金や手当、公的給付や仕送りも一切が収入とみなされます。しかし一部の例外もあります。その例外を収入認定除外と呼び […]

生活保護の一時扶助

 要保護者の中には、最低生活のために必要な物資を持ち合わせていない者もいます。本来それらの物資は家計の中でやりくりして準備していくのですが、個々に事情によってはそれが困難なこともあります。そこで、一時扶助というものがあり […]

生活保護の要否判定②

生活保護には保護基準があります。この保護基準には2つの側面があります。1つは保護をするかしないかを決めるための基準です。つまりその者の収入額と最低生活費を比較して決定します。2つ目は実際に保護費として支給する額を決めるた […]

生活保護の要否判定

生活保護法には「世帯単位の原則」があることは既に述べました。ではここでいう世帯とはどのようなものなのでしょうか。 原則は「同一の住居に居住し、生計を一にしているものの集まり」です。従って親族以外の他人が含まれていても、同 […]

生活保護施設と手続の流れ

 生活保護受給者が利用する保護施設として5種類あります。  ① 救護施設    身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設です。この施設に通所 […]

生活保護の種類と範囲

 生活保護には厚生労働大臣の定める基準があります。これを保護基準と呼びます。保護基準によって最低生活費を計算し、これとその人の収入とを比較して、収入が最低生活費に満たないときにはじめて保護が行われます。  保護には8種類 […]

生活保護の原則

 生活保護法では、制度を具体的に実施するための原則が4つ定められています。「申請保護の原則」「基準及び程度の原則」「必要即応の原則」「世帯単位の原則」です。  〇 申請保護の原則    生活保護は、国民の側から申請をする […]

生活保護制度③

 生活保護は国民の所得保障制度の1つです。その他主なものに公的年金制度があります。生活保護と公的年金はそれぞれ以下のような特徴が有ります。  【生活保護】    ・保険料などの納付条件がない    ・貧困に陥った原因は問 […]

生活保護制度②

生活保護制度の基本原理の一つに、国家責任による最低生活保障の原理がありました。その他にも、保護請求権無差別平等の原理があります。過去の救護法などでは、素行が悪く、働かずに怠ける人は保護しないとされていました。これに対し現 […]