山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

「生活保護」の記事一覧

生活保護の扶養照会

 本日3月27日付けの朝日新聞に、生活保護の扶養照会についての記事が載っていました。扶養照会というのは、生活保護受給申請時に、自治体が、申請者の3親等内の親族に対して、金銭的援助・精神的援助が可能かどうかを問い合わせる制 […]

統計にみる生活保護②

 生活保護は一旦受給を始めるとその後ずっと受給できるのでは無く、保護を受給しなくても再び自立した生活を送れるように務めなくてはなりません。昭和45年には保護受給期間で最も多いのが5年~10年未満で全体の24.7%です。一 […]

統計にみる生活保護

ここで、令和元年の統計を元にして生活保護の実態を読みといていきます。 生活保護には加算があります。令和元年の加算受給件数は647,969件でした。そのうち最も多いのが障害者加算で半数以上の411,550件でした。次に多い […]

生活保護受給者の権利と義務

生活保護の費用は全て税金で賄われています。そのため被保護者には権利がある一方義務も課せられています。 権利には以下のようなものがあります。 ・不利益変更の禁止 被保護者は、正当な理由が無ければ、保護を不利益に変更されるこ […]

自立給付金、就労支援の概要

生活保護制度では、生活保護から脱却するための支援もしています。その一つに就労自立給付金制度があります。 就労自立給付金とは、生活保護を受給している間に働いて得た収入のうちから、一定の額を仮想的に積み立て、保護廃止になった […]

生活保護の収入認定

 生活保護では、現実に金銭や現物として本人に流入するものは一切を収入とみなされます。働いて得たもの以外でも、年金や手当、公的給付や仕送りも一切が収入とみなされます。しかし一部の例外もあります。その例外を収入認定除外と呼び […]

生活保護の一時扶助

 要保護者の中には、最低生活のために必要な物資を持ち合わせていない者もいます。本来それらの物資は家計の中でやりくりして準備していくのですが、個々に事情によってはそれが困難なこともあります。そこで、一時扶助というものがあり […]

生活保護の要否判定②

生活保護には保護基準があります。この保護基準には2つの側面があります。1つは保護をするかしないかを決めるための基準です。つまりその者の収入額と最低生活費を比較して決定します。2つ目は実際に保護費として支給する額を決めるた […]

生活保護の要否判定

生活保護法には「世帯単位の原則」があることは既に述べました。ではここでいう世帯とはどのようなものなのでしょうか。 原則は「同一の住居に居住し、生計を一にしているものの集まり」です。従って親族以外の他人が含まれていても、同 […]

生活保護施設と手続の流れ

 生活保護受給者が利用する保護施設として5種類あります。  ① 救護施設    身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設です。この施設に通所 […]