山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

「家族信託」の記事一覧

農地を信託財産とするには

 家族信託では、金銭の他に不動産が信託財産とされることが多くあります。ここでは不動産の中の土地に注目していきます。土地は全部で23種類の地目に分かれています。例を挙げると「宅地」「「山林」「田」「畑」「原野」「雑種地」な […]

信託財産(預金)

 信託法上で「信託財産」とは、「受託者に属する財産であって、信託により管理又は処分すべき一切の財産をいう」と規定されています。よって、あらゆる財産が信託財産にできるように思えますが、実際には他の法律によって信託財産とする […]

信託契約書は公正証書で

 民事信託契約書を作成するのに、信託法上で公正証書にすることが義務づけられているのではありません。しかし、公正証書にすることをお勧めします。その理由を以下に述べます。  〇 契約書の紛失等の防止   このことは何も民事信 […]

民事信託設計時のヒアリング事項

 民事信託は、ほぼオーダーメイドの契約です。そのため最初にしっかり当事者からヒアリングする必要があります。ヒアリングする相手は、財産を託する委託者とそれを託される受託者は当然ですが、その他にも信託関係人(後任受託者、受益 […]

家族信託設計業務へのかかわり方

 行政書士として、家族信託設計業務にはどのようにしてかかわっていくのか、改めて確認していきたいと思います。 ① 家族信託を選択する前段階  まずはご相談を受けます。その時点で家族信託をしたい、と決めておられる方はまだ少な […]

家族信託と後見制度の違い

 高齢者の財産管理の方法といえば、家族信託の他にも後見制度の利用が考えられます。家族信託は財産管理と財産承継のための制度です。後見制度は財産管理と身上監護のための制度です。身上監護とは本人の生活・治療・療養・介護などに関 […]

家族信託とは

 最近よくテレビや週刊誌などで取り上げられている「民事信託」ですが、これを一言で言うなら「特定の者が一定の目的に従い財産の管理又は処分及びその他の当該目的の達成のために必要な行為をすること」と定義することができます。言い […]

受益者代理人を置く目的

 家族信託において、受益者代理人という立場の登場人物がいます。受益者代理人は必置ではなく、置くかどうかは任意に決めることが出来ます。受益者代理人の権限と役割について以下にまとめてみます。  〇 権限   受益者代理人はそ […]

信託監督人の就任時期

 信託監督人を就ける場合でも、最初から就ける必要性はないということもあります。そのようなケースに対応するために、信託監督人が就任するタイミングを様々なケースに応じて決めることが出来ます。契約開始時から就けないケースでは下 […]

家族信託の監督人

 家族信託の主な登場人物は、委託者 受託者 受益者の3名です。委託者と受益者は同一人物とするケースが多いので実際には登場人物が2名という信託が多いと予想します。登場人物は基本的に家族関係にあり、お互い信頼できている関係で […]