山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

Month: 2022年3月

信託の受託者はひとり?

 家族信託の内容をどのようにするかは幅広く決めることが出来ます。設計には自由度が高いため、各家庭の事情に柔軟に合わせた内容にできるのも家族信託の長所です。そして受託者の人数にも決まりは無く、複数人の受託者を置くことも可能 […]

委託者の地位の承継

 遺言で信託した場合は、委託者の地位は自動的には相続により承継されません。これは遺言信託した場合について信託法147条で特に定められています。ということは信託契約による委託者の地位は本来相続によって承継されるのが基本とい […]

信託不動産を売却するには

 家族信託において信託財産とされるのは、金銭と不動産が主です。現在住んでいる家土地と老後資金ですね。これらを信頼できる子に託して、自身が将来認知症などの病気で判断能力が低下した時に備えるわけです。そうしておかなければ銀行 […]

信託不動産の家賃

 家族信託の委託者である親が、アパート等を所有していて賃料収入があるケースがあります。この場合でも子である受託者に賃貸物件を信託財産として管理処分を任せることが出来ます。その時には、信託契約締結後に、賃料を振り込んでもら […]

家族信託と農地

 家族信託の信託財産となるのは、一般的には金銭と、自宅や賃貸物件等の不動産が多いです。一方私の地元山口県のような地方では、親の所有財産に農地が含まれていることが多々あります。そして将来農地を駐車場にしたり宅地にして売却し […]

金銭の追加信託

 家族信託は認知症対策であり、金融機関の口座凍結対策であると以前に記載しました。親の財産は日常生活で必要となる最低額以外は全て信託口口座に預けておくべきです。具体的には、年金受け取り口座と信託口口座を2つ持つ状態にして、 […]

現金は信託口口座で管理

 受託者には信託財産を分別管理する義務があります。その義務を果たすためには、家族信託契約で信託財産とした金銭は、金融機関で家族信託専用となる「信託口口座」を新規に作成し、そこに入金して管理することがベストです。タンス預金 […]

信託財産の現金

 家族信託の最たる目的は、親の認知症対策といっても良いくらいです。認知症対策とは何かというと、親が認知症になっても子が親のお金を親のために自由に使うことが出来るようにする、ということです。ではなぜこれほでまでに対策が必要 […]

家族信託の契約期間

 一般的に家族信託の契約期間は長期間に及びます。それは、老親が死亡するまでの期間とする「死亡終了型」の信託契約が多いからです。親が元気なうちに締結しておく契約ですので、親がその後死亡するまでは長くて数十年続き事も考えられ […]

信託契約書はオーダーメイド

 行政書士が作成する書類はたくさんあります。許認可関係の書類は、要件さえ適合していれば書類として完成するものも多くあります。契約書にしても、中身は定型文を使い回しているというものも少なくありません。つまり同じ業務内容であ […]