山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

Month: 2022年10月

農地転用④

 農地を売却したり、農地以外の用途に使用する場合は、農業委員会に許可申請書を提出しなければいけません。その許可申請書として作成したり準備したりする書類には以下のものがあります。  ①法人にあっては、定款又は寄付行為の写し […]

農地転用③

 農地について、所有権を移転させたり、用途を農地以外にしようとする場合は、都道府県知事または指定市町村の長の許可が必要です。そしてこの許可の適否の判断は、転用予定地の農地区分によって異なります。農地区分は5種類あり、転用 […]

農地転用②

 農地転用の許可申請手続きを行う際には、農地法上の独特な用語が出てきます。その定義の理解は許可申請を行う上で欠かせませんので、ここで確認していきたいと思います。  〇農地   耕作の目的に供される土地、と定義されています […]

農地を信託財産とするには

 家族信託では、金銭の他に不動産が信託財産とされることが多くあります。ここでは不動産の中の土地に注目していきます。土地は全部で23種類の地目に分かれています。例を挙げると「宅地」「「山林」「田」「畑」「原野」「雑種地」な […]

信託財産(預金)

 信託法上で「信託財産」とは、「受託者に属する財産であって、信託により管理又は処分すべき一切の財産をいう」と規定されています。よって、あらゆる財産が信託財産にできるように思えますが、実際には他の法律によって信託財産とする […]

信託契約書は公正証書で

 民事信託契約書を作成するのに、信託法上で公正証書にすることが義務づけられているのではありません。しかし、公正証書にすることをお勧めします。その理由を以下に述べます。  〇 契約書の紛失等の防止   このことは何も民事信 […]

民事信託設計時のヒアリング事項

 民事信託は、ほぼオーダーメイドの契約です。そのため最初にしっかり当事者からヒアリングする必要があります。ヒアリングする相手は、財産を託する委託者とそれを託される受託者は当然ですが、その他にも信託関係人(後任受託者、受益 […]

農地転用

 農地転用は行政書士の業務としては柱の1つになるほどニーズの高い業務です。農地とは登記簿上の地目で「田」「畑」となっているものをいいます。農地は農地法により制約があり、農地を農地以外のものにすることを規制しています。その […]

家族信託設計業務へのかかわり方

 行政書士として、家族信託設計業務にはどのようにしてかかわっていくのか、改めて確認していきたいと思います。 ① 家族信託を選択する前段階  まずはご相談を受けます。その時点で家族信託をしたい、と決めておられる方はまだ少な […]

家族信託と後見制度の違い

 高齢者の財産管理の方法といえば、家族信託の他にも後見制度の利用が考えられます。家族信託は財産管理と財産承継のための制度です。後見制度は財産管理と身上監護のための制度です。身上監護とは本人の生活・治療・療養・介護などに関 […]