農地を売却したり、農地以外の用途に使用する場合は、農業委員会に許可申請書を提出しなければいけません。その許可申請書として作成したり準備したりする書類には以下のものがあります。
①法人にあっては、定款又は寄付行為の写し及び登記事項証明書(※個人の場合は不要)
②土地の登記事項証明書及び地番を示す図面
※ネットで取得できる登記情報では不可です。地番を示す図面は公図(ネット取得で可)のことです。
③位置図(縮尺は1/10,000ないし1/50,000程度)
ゼンリン等の地図を使用すると便利です。
④建物・施設の面積、位置を表示する図面(縮尺は1/500ないし1/2,000程度)
土地利用計画書として作成します。実地調査で採寸や水路の確認が必要であったりします。
⑤転用の目的に係る事業の資金計画に基づいて事業を実施するために必要な資力及び信用があることを証する書面
※見積書は不要とする委員会もあります。通帳の写しを提出する場合、残高以外の項目は消しても良い場合もあります。
⑥所有権以外の権利に基づく申請の場合は所有者の同意書
⑦地上権、貸借権などに基づく耕作者がいる場合にはその者の同意書
⑧転用に伴い他法令の許認可を了している場合は、その旨を証する書面
⑨転用地が土地改良区内にある場合は、当該土地改良区の意見書
⑩転用に関する取水・排水について権利関係者の同意を得ている場合は、その旨を証する書面
⑪その他参考となるべき書類
その他、行政書士が許可申請書の作成・提出を代行する場合は、売主、買主双方から委任状をもらって提出する必要があります。