「家族信託」の記事一覧
信託の実務上のポイント⑨
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● 受託者は受益権の代わりに信託財産を受益者以外に贈与することはできません。これをやれば忠実義務違反に問われる可能性があります。ただし、受益者に扶養家族がいる場合は、受益者の扶養義務に基づいて信託財産から給付することがで […]
信託契約締結直後に受託者がやるべきこと
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信託の契約書を作成するまでは何度も専門職の事務所へ通い、慣れない法律用語の説明を受けることだと思います。そしてやっと公正証書が完成したときは一安心といった気持ちでしょう。しかし受託者には公正証書が完成したらすぐにやるべき […]
信託の実務上のポイント⑧
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● 信託契約をした後に、受託者が委託者の財産を子や孫へ贈与することはできません。受託者は委託者の利益のために財産の管理を行っており、忠実義務と善管注意義務があるからです。受益者代理人も同じく、受益者の直接の利益にならない […]
後見制度と信託の費用の比較
首記のことは気になるところです。まずは後見制度ですが、法定後見と任意後見の2つがあるのでそれぞれみていきます。 法定後見の場合、自分で家庭裁判所に後見人選任の申立てをするなら印紙代が1万円程度かかります。医師の鑑定が実施 […]
信託の実務上のポイント⑦
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● 信託契約が終了したら、信託終了後の清算事務を行います。この清算事務を行う人を清算受託者と呼び、実務上は信託終了時点の受託者がそのまま清算受託者になると定められています。清算受託者は信託財産にかかる債務と諸費用を支払っ […]
信託の実務上のポイント⑥
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● 信託の設計の中に「信託監督人」を置くことができます。信託監督人とは受託者の業務を監視監督する人です。家族信託は信頼をベースに成り立つものですから、監督人を置かない設計も多いと思います。しかし家族の構成や関係性などから […]
信託の実務上のポイント⑤
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● 通常、信託契約は長期間に亘ります。受益者連続型であればなおのことです。受託者としても病気や事故などで受託者の仕事ができなくなることは視野に入れておくべきです。そのために予備的な受託者を指定しておくことをおすすめします […]