山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

「高齢者の財産管理」の記事一覧

身上保護が必要なときは

 身上保護(身上監護ともいいます)とは、対象者の生活や療養看護に関する事務のことを指します。この事務とは法律行為のことであって、直接的な身体介護等は含まれません。事務の具体例としては ・介護、生活維持に関する事項 ・住居 […]

財産管理と遺言書

 高齢者の財産管理に関する契約には、今まで見てきたように見守り契約、財産管理委任契約、民事信託、後見、死後事務委任契約と、生前から関わるものから死後に関するものまであります。各々単独の契約ではありますが、1人の高齢者に対 […]

その他の財産管理のための制度

 高齢者の財産を管理する契約として、見守り契約と財産管理委任契約をご紹介してきました。それ以外に法定後見、任意後見、死後事務委任契約、民事信託、日常生活自立支援事業があります。個別のカテゴリーの中で詳しく述べてきたものも […]

財産管理委任契約

 高齢者で、判断能力はしっかしているけど年齢や病気によって身体機能が衰える、または入院や施設入所等の理由で自分で財産管理をすることが困難になってきた場合は、財産管理委任契約を利用する方法があります。身近に信頼できる家族が […]

見守り契約

見守り契約の対象者は、高齢者・障がい者で判断能力がしっかりしているお一人様です。同居の親族がいたとしてもその人も高齢者であれば利用を検討すべきと言えます。 主な契約内容は ・定期的な安否、体調の確認 ・介護サービス、相続 […]

高齢者の財産管理方法

高齢者の財産を管理する方法には大きく分けて法定後見、任意後見、見守り契約、財産管理委任契約、民事信託、日常生活自立支援事業があります。 ◯法定後見 財産管理と身上保護を行います。判断能力の低下の程度によって後見、保佐、補 […]

日常生活自立支援事業

 おひとり様の高齢者で、財産管理を誰かに頼みたくても十分な財産と収入が無い人のために、日常生活自立支援事業という制度があります。これは社会福祉協議会が行っている事業の1つです。日常生活で必要な支払手続、金融機関の預貯金の […]

高齢者の財産調査②

 〇自動車   自動車の所有の有無は車検証、自賠責保険証、任意保険証などで確認できます。それらが無ければ運輸支局が発行する登録事項等証明書を請求することもできます。自動車の金銭的価値はネットの査定を利用することで調べるこ […]

高齢者の財産調査

 財産管理委任契約等の相談を受け、財産の管理を行うに当たっては、事前に対象となる財産の調査を行う必要があります。面談時の聞き取り内容をもとに、各財産の客観的資料を集めて調査を行います。調査方法は財産の種類によって以下の方 […]

判断能力の確認方法

 高齢者の財産管理に関する契約の中には、見守り契約や財産管理委任契約、家族信託、任意後見契約など、契約する時点で十分な判断能力があることが条件の契約もあります。面談時にその判断能力の有無・程度をある程度判断していくのです […]