高齢者の財産調査②

 〇自動車

  自動車の所有の有無は車検証、自賠責保険証、任意保険証などで確認できます。それらが無ければ運輸支局が発行する登録事項等証明書を請求することもできます。自動車の金銭的価値はネットの査定を利用することで調べることが出来ます。

 〇動産

  高価な貴金属や絵画、骨董品などは、鑑定書や保証書、保険の加入書などで確認が出来ます。金銭的価値は業者に査定を依頼して調べます。

 〇債権

  まずは金銭消費貸借契約書などの書類から債権の有無を確認します。金融機関の通帳の取引履歴に定期的な入金があれば、債権があることを推認できます。

 〇債務

  債務の存在の有無も、債権と同じく金銭消費貸借契約書などの書類から確認します。届いている郵便物から分かることもあります。通帳の取引履歴でも確認します。不動産の登記事項に抵当権が設定されていないか確認することで判明することもあります。

  金融機関、クレジットローン等の債務に関しては、個人信用情報機関に信用情報開示請求をして確認することも出来ます。個人信用情報機関は次の3つがあります。 ・(株)COC ・(株)日本信用情報機構 ・一般社団法人全国銀行協会