山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

Year: 2021年

後見開始の申立人

家庭裁判所に成年後見開始の審判の申立が出来る人は次の通り決められています。本人、配偶者、四親等内の親族、未成年後見人、未成年後見監督人、保佐人、保佐監督人、補助人、補助監督人、検察官です。その他、市区町村長も申立てをする […]

後見申立ての流れ

後見申立ては家庭裁判所に対して行います。その準備段階として、次の書類を集めます。 ・本人情報シート:本人を担当しているケアマネージャーや施設の職員が作成します。 ・医師の診断書:医師に本人情報シートを提出し、診断書を作成 […]

後見制度利用の検討

 後見制度の利用を検討するときには、専門職後見人に相談が寄せられることもあります。無料相談会では後見に関する相談は、遺言相続に次いで多いのが現状です。本人以外から相談を受けることも珍しくありません。例えば本人の親族、福祉 […]

法定後見

 成年後見制度には、大きく分けて法定後見と任意後見があります。法定後見はさらに後見、保佐、補助の三つに分かれます。この三つの制度について簡単に触れます。  〈後見〉  精神上の障害により事理弁識能力(判断能力)を欠く常況 […]

成年後見

 超高齢化社会をすでに迎えている日本では、遺言や相続と同じように後見制度についても関心が高まっています。無料相談会での相談内容も遺言・相続の次に件数が多いのが成年後見に関することです。  成年後見は法定後見と任意後見に大 […]

相続による義務の承継

 相続人は相続開始により、被相続人の権利義務を相続分に応じて承継します。マイナスの財産も相続分に応じて承継します。しかしどのような遺言の内容でどのような相続分になっているのかは債権者には分かりません。そこで従来から、相続 […]

相続による権利の承継

 従来は、ある特定の不動産を特定の相続人に相続させる旨の遺言があれば、その相続人は登記等の対抗要件を備えなくても、不動産の取得を第三者に対抗できるとされてきました。どのように財産を分けるのかは被相続人がある程度自由に決め […]

遺留分の放棄

 遺留分の放棄に関しては民法第1049条で次のように規定しています。  民法第1049条    ① 相続の開始前における遺留分の放棄は、家庭裁判所の許可を受けたときに限り、その効力を生ずる。   ② 共同相続人の一人のし […]

後継ぎ遺贈

 後継ぎ遺贈とも後追い遺言とも表現されているものです。例えば「遺言者は不動産Aを妻に相続させる。妻はその不動産Aを長男に相続させる。」というように第一の相続で受遺者が受ける財産を、一定の条件が成就したときに第二の受遺者に […]

付言

 付言とは、法律で定められた遺言事項以外のことを遺言書に記載するものです。付言は法的効果が生じませんが、相続人同士の紛争を防止できる効果が期待できます。また、遺言者が遺言を残した気持ちを伝えることできるので、遺族へのメッ […]