山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

投稿者: fujimoto

信託の実務上のポイント⑥

● 信託の設計の中に「信託監督人」を置くことができます。信託監督人とは受託者の業務を監視監督する人です。家族信託は信頼をベースに成り立つものですから、監督人を置かない設計も多いと思います。しかし家族の構成や関係性などから […]

信託の実務上のポイント⑤

● 通常、信託契約は長期間に亘ります。受益者連続型であればなおのことです。受託者としても病気や事故などで受託者の仕事ができなくなることは視野に入れておくべきです。そのために予備的な受託者を指定しておくことをおすすめします […]

信託の実務上のポイント④

● 信託法に受託者の人数の規定は無いので受託者は複数人置くことができます。実務上は2人というケースも多いようです。例えば1人が委託者の日々の生活費や小遣いといった金銭管理を担い、もう1人が普段は使わない大きな額の金銭を管 […]

信託の実務上のポイント③

● ローンが残っている不動産を信託財産にできるのかという問題ですが、結論はできます。ただしそのためには抵当権を持っている金融機関に事前に了解を得ましょう。通常は金融機関と取り交わす金銭消費貸借契約書には、抵当不動産の所有 […]

信託の実務上のポイント②

● 信託財産であるお金の管理方法は、金融機関で信託口口座を作ってそこに入金しておく方法が一般的です。タンス預金でも可能ですが、信託契約は通常長期間に亘り、額も大きくなりますのでおすすめできません。金融機関で信託口口座を作 […]

信託の実務上のポイント

● 過去の投稿でも、信託契約は委託者が元気なうちに締結しておくものだと説明しました。ここで元気なうちとは判断能力がしっかりしているうちとも言えますが、信託契約の締結に必要な判断能力は財産、託す人、託す目的が理解できている […]

信託と税の関係

信託財産にかかる課税関係を考える際、実質的な所有者が現在誰で、財産の所有者が変わったときはその原因が何かを把握することで分かりやすくなります。 例として親子間で信託契約を結ぶケースでみてみます。親が委託者であり受益者でも […]

信託のデメリット

将来への備えとしてとても有効な信託ですが、デメリットもあります。それを確認していきます。 信託契約でできるのは財産の管理だけですので、身上監護をすることはできません。具体的には委託者が介護施設に入所する際に本人の代わりに […]

信託のメリット

民事信託には多くのメリットがあります。私自身それを実感し、業務として力を入れて取り組みたいと思っています。老後や死後の備えを検討されている方におすすめの制度です。そのメリットを少しみていきます。 民事信託の受託者に家族を […]

信託できる財産

どのような財産が民事信託の対象になるのでしょうか。この点法律上の制限はありません。財産価値があるものは全て信託財産にできます。ただし実務上では現金、不動産が大半です。最近では株式、国債等の有価証券にも対応する金融機関も増 […]