山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

金銭の追加信託

 家族信託は認知症対策であり、金融機関の口座凍結対策であると以前に記載しました。親の財産は日常生活で必要となる最低額以外は全て信託口口座に預けておくべきです。具体的には、年金受け取り口座と信託口口座を2つ持つ状態にして、 […]

現金は信託口口座で管理

 受託者には信託財産を分別管理する義務があります。その義務を果たすためには、家族信託契約で信託財産とした金銭は、金融機関で家族信託専用となる「信託口口座」を新規に作成し、そこに入金して管理することがベストです。タンス預金 […]

信託財産の現金

 家族信託の最たる目的は、親の認知症対策といっても良いくらいです。認知症対策とは何かというと、親が認知症になっても子が親のお金を親のために自由に使うことが出来るようにする、ということです。ではなぜこれほでまでに対策が必要 […]

家族信託の契約期間

 一般的に家族信託の契約期間は長期間に及びます。それは、老親が死亡するまでの期間とする「死亡終了型」の信託契約が多いからです。親が元気なうちに締結しておく契約ですので、親がその後死亡するまでは長くて数十年続き事も考えられ […]

信託契約書はオーダーメイド

 行政書士が作成する書類はたくさんあります。許認可関係の書類は、要件さえ適合していれば書類として完成するものも多くあります。契約書にしても、中身は定型文を使い回しているというものも少なくありません。つまり同じ業務内容であ […]

委託者を複数人にする場合

 一般的な家族では、委託者が親、受託者が子、受益者が同じく親、という構図が多いです。家族信託の設計は自由度が高いので、当然違うケースも可能です。例えば委託者を夫婦の2名とすることも出来ます。自宅の不動産を夫婦で共有してい […]

信託契約は一本化がベスト?

 何事も単純明快でわかりやすい方がスマートな印象を受けます。信託契約という複雑で専門的な契約であるほで単純化したほうがわかりやすいでしょう。しかし、信託契約の性質上、契約を複数化する方が良いケースもあります。それをいくつ […]

委託者≠受益者のケースの注意点

 家族信託の登場人物は3名です。委託者・受託者・受益者です。委託者は親、受託者が子、受益者は親というケースが一般的で自益信託と呼びます。言い換えれば、自分の財産を自分のために子どもに託す、というものです。信託設計によって […]

信託契約書は私文書でもOK?

 家族信託の契約書を作成するにあたり、書式の決まりはありません。従って親子である委託者と子との間で私的に作成した書面でも契約はできます。  結論から言いますと、家族信託契約書は「公正証書」で作成するべきです。私文書と公正 […]

判断能力の低下と家族信託②

 家族信託の契約が発効するのは、契約締結時です。つまり、親がまだ元気なうちから受託者となった子が親の財産を管理運用していくことになります。親の側からすれば、自分がまだ元気なうちは自分の財産は自分で管理したい、と考えること […]