山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

「遺言」の記事一覧

代襲相続

 代襲相続とは、相続人となるべき人が相続開始時に死亡その他の原因で相続権を失っている場合に、その人の直系卑属が代わって相続人になることを言います。代襲相続が発生するのは、被相続人の子、又は兄弟姉妹が死亡その他の原因で相続 […]

特別受益

 民法903条1項   共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の資本として遺贈を受けた者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額にその贈与の価額を加えたも […]

遺留分

 遺留分とは、相続人の一部の人が、一定の割合で遺産に対して有している権利です。一部の人とは亡くなられた方の兄弟姉妹を除く、配偶者、子、直系尊属です。一定の割合とは、原則2分の1ですが、直系尊属のみが相続人の場合は3分の1 […]

自筆証書遺言の方式緩和

 平成30年の民法改正で、968条2項が設けられました。  968条2項   自筆証書にこれと一体のものとして相続財産の全部又は一部の目録を添付する場合には、その目録については、自書することを要しない。この場合において、 […]

配偶者の居住の権利

 平成30年の民法改正で、配偶者居住権と配偶者短期居住権という権利が新しく設けられました。令和2年から施行されています。従来は、残された配偶者が、そのまま自宅に住み続けるようにするためには、その自宅を相続するか、その自宅 […]

清算型遺言

 清算型遺言とは、遺産の全部または一部を換金して、相続人等には金銭で分配する方法を採用する遺言です。核家族化が進み、子供たちはそれぞれ自分の家を所有していることが多くなっています。親が亡くなり、実家の土地建物を相続により […]

遺言書を残した方が良いケース

 遺言書を残す目的の多くは、財産を希望通りに分けたい、残された家族が争わないようにしたい、遺族の負担を少なくしてあげたいなど、それぞれの家庭の事情によります。以下では、遺言書を残すことを特におすすめするケースをご紹介致し […]

遺言⑤

 「遺言を残したら、財産を使えなくなる」という思い込みや後ろめたさから、遺言を残すことをためらう方もおられるのではないでしょうか。そこで、以下の三点を確認することにします。   ・遺言は相手方の無い単独行為である。    […]

遺言④

 遺言の効力発生時期は、原則として遺言者の死亡時です。ただし、遺言に停止条件をつけた場合は、遺言者の死亡後に、その条件が成就した時に効力を生じます。ここで「停止条件」という言葉について説明します。私は最初すぐに理解できま […]

遺言③

 遺言の方式には、普通方式と特別方式があります。普通方式の中には 〇自筆証書遺言 〇公正証書遺言 〇秘密証書遺言 の三つがあります。実際に多く採用されているのは、自筆証書遺言と公正証書遺言の二つです。特別方式の中には、死 […]