山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

「相続」の記事一覧

相続改正①

 平成30年の国会で民法の相続法分野が改正されました。近年では大きな改正ですので、数回に渡ってご紹介していきます。まずは遺産分割における配偶者の保護に関することです。これまでは、夫婦の一方が亡くなったときに、遺された配偶 […]

相続手続④

 行政書士が行う相続手続の中には金銭や有価証券以外にも不動産に関する手続もあります。具体的には ①相続人を確定する ②遺言が無い場合は各相続人の相続分を記載した遺産分割協議書を作成する です。その後司法書士に引継ぎ、登記 […]

相続手続③

 これまで相続手続に期限はありませんでした。被相続人の金融機関の通帳をずっと放置していても特段問題はありません。実際、昔の古い通帳が出てくることは珍しくありません。不動産に関しても、相続を原因として不動産の所有権を取得し […]

相続手続②

 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本や、相続人の現在戸籍抄本の取得手続は、被相続人の金融機関や不動産の登記名義変更のためには欠かせない作業です。しかしこの戸籍を集めるという作業は慣れていない方にとっては煩雑で時間がかか […]

相続手続①

 士業のほとんどが相続業務を取扱っています。その理由の一つとして、試験勉強と直結していて初見でも取り組みやすいというのがあります。もう一つの理由は、需要が相応にあるからです。よって行政書士だけで無く司法書士、税理士、弁護 […]

相続による義務の承継

 相続人は相続開始により、被相続人の権利義務を相続分に応じて承継します。マイナスの財産も相続分に応じて承継します。しかしどのような遺言の内容でどのような相続分になっているのかは債権者には分かりません。そこで従来から、相続 […]

相続による権利の承継

 従来は、ある特定の不動産を特定の相続人に相続させる旨の遺言があれば、その相続人は登記等の対抗要件を備えなくても、不動産の取得を第三者に対抗できるとされてきました。どのように財産を分けるのかは被相続人がある程度自由に決め […]

遺留分の放棄

 遺留分の放棄に関しては民法第1049条で次のように規定しています。  民法第1049条    ① 相続の開始前における遺留分の放棄は、家庭裁判所の許可を受けたときに限り、その効力を生ずる。   ② 共同相続人の一人のし […]

祭祀財産

 民法第896条では祭祀財産に関し規定しており、一般の相続財産とは区別しています。祭祀財産とは系譜、祭具、墳墓のことです。聞き慣れない言葉だと思いますので具体的に示します。  ・系譜:家系図、過去帳など、祖先以来の家系を […]

特別縁故者

 誰かが亡くなり相続が発生しても、相続人がいない、もしくは相続人がいることがはっきり分からないことがあります。しかし現実に相続財産が存在する場合は、それを管理するために家庭裁判所が相続財産管理人を選任します。亡くなった人 […]