山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

「家族信託」の記事一覧

家族信託設計時の留意点

 家族信託を設計する段階ではいくつかの留意点があります。 ①みんなが納得できる信託設計作り  家族信託契約は通常長期間にわたります。契約期間中には相続が発生することも想定して財産の承継先を決めることもします。委託者がよか […]

家族信託と税

 家族信託を設定したことで財産の移動による税の問題も気になります。信託財産は総額が大きくなることも珍しくありませんので、ここで税務に関して確認したいと思います。 ①信託契約設定時  親を委託者兼受益者、子を受託者とする一 […]

受益者連続信託

信託法第91条 「受益者の死亡により、当該受益者の有する受益権が消滅し、他の者が新たな受益権を取得する旨の定め(受益者の死亡により順次他の者が受益権を取得する旨の定めを含む。)のある信託は、当該信託がされた時から三十年を […]

家族信託で出来ること

 父親を委託者兼当初受益者とし、第二受益者を母親とします。子の1人を受託者とした場合に、家族信託を締結しておけば時間の経過とともにどのような効果があるのか検証してみます。 ①父親が元気な状態の時  家族信託を締結した時点 […]

家族信託のデメリット

 時代のニーズに応じて利用価値の高い家族信託ですが、それでもデメリットや注意すべき点はあります。 〇税金面  保有する財産を信託財産に組み入れたとしても、税務面では何も変化はありません。何らかの税金対策が取れるわけではあ […]

家族信託のメリット

家族信託を行うメリットは、大きく分けて2つあります。1つは生前の財産管理のメリット、もう1つは相続発生後の資産承継のメリットです。 生前の財産管理におけるメリットは、判断能力が低下したあとでも成年後見制度を利用することな […]

家族信託(不動産)

 信託契約の中で不動産を信託財産に加えた場合は、その旨を登記上に反映させる必要があります。分別管理義務の一環です。不動産の所有権移転登記手続となり、所有者は受託者の名義になります。ただし信託契約上の受託者である記載も明記 […]

家族信託のすすめ④

 信託契約とは、財産を持つ者が信頼できる人に対して、特定の目的のために、財産の管理や処分を任せる内容の契約です。一般的には親子間で締結するケースが多いと思われます。契約なので、双方に判断能力があるときに契約する必要があり […]

家族信託のすすめ③

 家族信託の登場人物は ①委託者 ②受託者 ③受益者 ④信託監督人 の4名です。④の信託監督人を就けるかは任意です。  ①委託者は高齢の親 ②の受託者はその子ども ③受益者は①と同じ親 という形が一般的であり、イメージし […]

家族信託のすすめ②

 超高齢化社会を迎え、老老介護や認認介護という言葉が浸透してきました。それだけ認知症を発症する人が増えてきたということです。認知症を発症しないでも高齢になるにつれ判断能力の低下は出てきます。認知症になったときや介護が必要 […]