山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

投稿者: fujimoto

後継ぎ遺贈

 後継ぎ遺贈とも後追い遺言とも表現されているものです。例えば「遺言者は不動産Aを妻に相続させる。妻はその不動産Aを長男に相続させる。」というように第一の相続で受遺者が受ける財産を、一定の条件が成就したときに第二の受遺者に […]

付言

 付言とは、法律で定められた遺言事項以外のことを遺言書に記載するものです。付言は法的効果が生じませんが、相続人同士の紛争を防止できる効果が期待できます。また、遺言者が遺言を残した気持ちを伝えることできるので、遺族へのメッ […]

尊厳死宣言

 近年の延命治療の進歩により植物状態のまま長く生存する患者が増えています。そのような状態になったとき、親族に金銭的精神的負担を強いることを避けたいと考える人がいます。治る見込みが無い状態になれば生命維持治療を控え、人間と […]

祭祀財産

 民法第896条では祭祀財産に関し規定しており、一般の相続財産とは区別しています。祭祀財産とは系譜、祭具、墳墓のことです。聞き慣れない言葉だと思いますので具体的に示します。  ・系譜:家系図、過去帳など、祖先以来の家系を […]

特別縁故者

 誰かが亡くなり相続が発生しても、相続人がいない、もしくは相続人がいることがはっきり分からないことがあります。しかし現実に相続財産が存在する場合は、それを管理するために家庭裁判所が相続財産管理人を選任します。亡くなった人 […]

遺産分割

 具体的相続分が決まれば、各共同相続人はその持分に応じて相続財産を共有することになります。遺産分割はそうした共有関係を解消し、各財産を各相続人に配分し、単独所有にする手続きです。遺言書で分割方法の指定があるときはその通り […]

法定相続分

 被相続人による相続分の指定が無い場合には、民法900条、901条で定める相続分が適用されます。民法で定める相続分を法定相続分といいます。法定相続分は次のようになっています。    配偶者:子=1/2:1/2   配偶者 […]

限定承認

 限定承認とは、プラスの財産もマイナスの財産も承継しますが、マイナスの財産(債務)はプラスの財産の限度内で責任を負うにすぎない、という制度です。  限定承認は民法で次のように規定しています。   民法922条 相続人は、 […]

単純承認

 相続が発生したら、相続人は必ず相続しなければならないわけではありません。相続するかしないかは相続人の意思で選ぶことができます。選択肢は①単純承認 ②限定承認 ③相続放棄 の三つです。今回は①の単純承認についてご説明しま […]

推定相続人の廃除

 民法892条に、推定相続人の廃除の規定があります。  民法892条   遺留分を有する推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべきものをいう。以下同じ。)が、被相続人に対し虐待をし、もしくはこれに重大な侮辱を加えた […]