介護保険について

 現在の介護保険制度は、2000年に介護保険法が施行されたことによって開始した比較的新しい制度です。それまでは老人保健制度と老人福祉制度によって高齢者の医療と福祉を支えてきましたが、色々と問題も指摘されていました。

 介護保険制度の主な特徴は以下の通りです。

 〇 利用者本位

   以前の制度では利用者はサービスを選択することは出来ませんでした。介護保険制度では利用者と介護事業者が契約することによって自分で受けたいサービスを選択できるようになりました。

 〇 給付と負担が明確

   介護保険は、社会保険方式をとることによって、給付と負担を明確にしています。利用者自身も被保険者として保険料を負担しています。

 〇 応益負担

   利用したサービスに応じて一定割合の利用料を負担するという応益負担の仕組みを採用しています。

 〇 サービスの多様化と質の向上を図る

   民間の事業者にも介護ビジネス参入の機会を与えています。その結果、競争原理によってサービスの多様化と質の向上が期待できます。

 介護保険法が施行されて20年近くが経過しましたが、その間に要介護の認定を受けた人の数は約3倍に増えました。今後も更に増加することが見込まれています。また介護に関連した社会環境の変化に対応するために介護保険法は3年ごとに改正されています。今後の課題としては、介護予防に努め、要介護認定率を下げて、保険料の上昇を抑える事とされています。