建設工事の種類

 建設業許可では、工事の種類は2種類の一式工事と27種類の専門工事の計29種類に分かれています。種類の名称の中には名前だけで工事のイメージができるものもあれば、聞いたこともないような工事名もありますので、個人的にはある程度慣れが必要かと思っています。以下で29種類の工事名を挙げていきます。

 【一式工事】

  〇土木一式工事:元請業者の立場で総合的な企画、指導、調整の下に土木工作物を建設する工事。一般には複数の下請業者によって施工される大規模工事です。例えば、橋梁、ダム、空港、トンネル、高速道路、鉄道、団地造成などを一式として請負うものです。

  〇建築一式工事:元請業者の立場で総合的な企画、指導、調整の下に建築物を建設する工事。建築確認を必要とする規模の建物の新築工事や増改築の工事などです。

 【専門工事】

  〇大工工事 〇鉄筋工事 〇熱絶縁工事 〇左官工事 〇舗装工事 〇電気通信工事 〇とび・土工・コンクリート工事 〇しゅんせつ工事 〇造園工事 〇石工事 〇板金工事 〇さく井工事 〇屋根工事 〇ガラス工事 〇建具工事 〇電気工事 〇塗装工事 〇水道施設工事 〇管工事 〇防水工事 〇消防施設工事 〇タイル・れんが・ブロック工事 〇内装仕上工事 〇清掃施設工事 〇鋼構造物工事 〇機械器具設置工事 〇解体工事

 専門工事の中の「解体工事」は平成28年に新設されたものです。それまで約40年近く変化が無かった専門工事の種類でしたので、大きな変更点があったと言えます。

 専門工事の名称には聞き慣れない単語もあります。さく井とかしゅんせつと聞いてもどのような工事なのか分かりません。分からないことはたくさん出てきますので、その都度自分で調べていくしかありませんし、そうすることが慣れるための一番良い方法だと思います。