申請実務⑨(事業復活支援金)

 事業復活支援金に申請は完全に電子申請です。スマホ若しくはパソコンの使用を前提としています。手順としては

 仮登録 → ログインIDとパスワードを決め本登録 → 事前確認 → 申請手続

 という流れです。ガラケーで仮登録ができるかどうか試したことがありますが、できませんでした。その際事務局に問い合わせたところ、口頭でログインIDとパスワードを発番することが可能との回答でした。しかしそこで発番されるログインIDとパスワードは文字数が多く大文字小文字が混在しかなり複雑なものになるということでした。口頭で聞きとったとしても聞き間違えが発生する可能性が高いと思いました。

 スマホもパソコンも所持していない方に対しては当事務所のパソコンを使用してログインIDとパスワードを取得するようにしています。これまで数件そのような対応をしています。事業者全員がスマホやパソコンを持っているとは限りませんので、持っていない人が不利になる状況は避けたいと考えています。これからも当事務所のパソコンはそのような依頼者のために使用していきます。

 売上台帳に関しては、事業者毎に様々な管理をしています。ノートに記帳したり日々の日計表を月ごとにまとめていたりと、忙しい中でも皆さんきちんとつけておられます。事業復活支援金の申請では対象月と基準月の売上台帳を撮影して添付することになっています。そして台帳のフォーマットは不問となっています。不問ですので事業者が作成している売上台帳をそのまま添付するのが基本です。しかし中には一見して分かりにくい書き方の帳簿もありますので、その場合は必要に応じて加筆やマーカーをしたり、帳簿の内容をそのまま別のフォーマットに書き換えてもらうこともあります。

 なお、上記の方法は事前に事務局に電話して、適切な対応方法であることを確認しています。