今回の支援金は事前確認が必要となったり電子申請であったりして、誰でも簡単に申請できるシステムではありません。申請サポートの依頼を受けていると「今回は申請方法が難しい」「ほとんど諦めていた」との声を多く聴きます。申請手続が難しくなった理由の一つに、過去に不正受給が横行したからということが考えられます。そのため善良な一般市民の方々が今、困った状況に陥っていると感じます。
電子申請といってもスマホがあれば手続は可能です。スマホ以外のケータイであれば申請IDを取得してマイページを作成することが困難です。その場合は支援金事務局に電話して、口頭でログインIDとパスワードを発行してもらう方法があります。申請する行政書士のメールアドレスを利用しても可ですので、当事務所はその方法を採用しています。
過去に月次支援金を申請したことがあれば、その時に取得した申請IDとログインID、パスワードがそのまま使えます。さらに提出書類が一部減るため申請が楽になります。
必要書類の一つに本人確認書類があります。運転免許証やマイナンバーカードのような顔写真付きは一枚で足りますが、健康保険証などの写真無しの場合はプラスで住民票が必要です。運転免許証は表面と裏面の画像を送ります。マイナンバーカードは表面だけ送ります。
支援金を振り込んでもらう通帳も画像を撮って送ります。表面と見開き(通帳によっては最後のページ)の画像を撮ります。金融機関に制限はありません。口座番号も入力しますが、ゆうちょ銀行の場合は7桁と8桁の番号が通帳に記載されていて一見してどちらが口座番号なのか判別できないことがあります。そのようなときは申請画面上にゆうちょ銀行のページへ行くボタンが用意されていますので、そこで必要情報を入力することで口座番号が確認できるようになっています。
本人確認書類と通帳の名前が違うことがあります。例えば氏名の前に屋号が付いている場合です。そのような場合、「氏名が一致していない」項目に☑を入れ、一致していない理由を入力します。まれに氏名の漢字表記が違う方がおられます。幼少期から慣れ親しんでいる、または途中で戸籍上の漢字が変更になったとの理由など様々です。それらの事情から金融機関で戸籍上と違う漢字の利用を認められるケースがあります。そのようなときも、その理由を申請画面で記載します。