建築士事務所とは、建築士法によって定められている、建築の設計・工事監理等の業務を行う資格がある事務所のことです。一級・二級・木造の３種類があり、各都道府県に登録されています。建築士事務所単体の場合もあれば、ある企業の内部機能として建築士事務所を登録している場合もあるでしょう。
この建築士事務所の登録期限は５年です。更新手続きは、有効期限到来の３０日前までに更新申請書を提出してしなければなりません。申請書は山口県であれば「山口県建築士事務所協会」のホームページから入手可能です。提出先も同協会です。以前は山口県建築住宅センターの各事務所（山口、岩国、周南、下関）でも受付していたようですが、現在は協会のみが受付しているようです。（ホームページの案内と少々異なります）
更新手数料は、一級建築士事務所が１７，０００円 二級と木造建築士事務所が１２，０００円です。先に振込みを済ませ、申請書に払込金受領証を添付します。申請書は正本と副本の２部必要で、正本には払込金受領証の原本を添付します。この原本は後日返送されてきます。
令和３年から、この申請書では押印・署名が廃止されています。従って誓約書や定款の原本証明も記名（パソコン打ち）でOKです。押印も不要です。もちろん署名も引き続き可能ですので、ご自身に合ったやり方が選択できます。
代理で申請する場合でも、事業所の方に準備していただく書類があります。法人の場合で主なものは ・定款・管理建築士講習の修了証の写し・定期講習の修了証の写し・業務概要書に記載する内容・登記事項証明書 などです。これらがそろえば、あとは指定様式に記載していくだけなので、比較的容易に申請書が完成します。
なお、代理で申請する場合は各事務所所定の委任状を同封する必要があります。申請結果の受領先を代理人にしたいときはその旨を明記する必要があります。
