電話相談会

 10月は行政書士の広報月間とされています。全国の各会で独自の広報に関する取組みをしています。山口会は10月3日と4日に電話相談会を実施しました。各日、3名の相談員が山口県行政書士会の事務局に待機し、電話対応しました。電話相談実施のことは各市町村の広報誌に掲載されていたようで、多くのお電話をいただきました。

 当事務所はまだまだ経験が浅いにもかかわらず、この度の相談員のお話をいただきましたので、勉強のために有り難く参加させてもらうことにしました。他2名の相談員の方は当然ながら経験豊富な先輩です。困ったときは助けてくれる頼りになる方ばかりでしたので、2日間安心して対応することができました。

 相談内容は、予想通り遺言・相続に関するものがほとんどでした。たまに許認可関係や離婚のご相談もあり、先輩相談員が対応されていました。私が受けたご相談は全て遺言・相続に関するものでしたので何とか守備範囲ではありましたが、やはり電話でのご相談では限界があり、解決に至ることは少ないと実感しました。また、もう少し助言できたのではないかと後悔することもありました。相続税と不動産登記の話が出れば、基本的な事はお話ししましたが、個別具体的な話は税理士や司法書士へ直接確認してもらうように言いました。

 ご相談者の方の中には、お話をすることで気持ちが落ち着く方もおられました。根本的な問題の解決には至らなくても、こちらが話を聴いているだけで気持ちが楽になったと言われる方もおられました。傾聴の大切さを実感しました。

 今回の電話相談は貴重な経験になりました。失敗もありましたが次に活かせると思います。新入会員の私に色々話を持ってきてくれる事務局の期待に応えられるように、これからも自己研鑽を続けたいと思います。