山口県周南市・下松市・光市の地域密着行政書士藤本高広のブログ

行政書士藤本高広事務所代表の藤本高広です。取扱業務は、遺言・相続・死後事務委任契約・任意後見・家族信託・法人設立・建設業許可・宅建業免許・生活保護申請・補助金、支援金申請、農地転用などです。さらに申請の電子化対応、おひとり様や一人親、同性パートナーの方々に適した制度のご案内など、新しい業務にも積極的に取り組んでいく予定です。

Month: 2022年4月

受託者と後見人等

 家族信託契約では、財産の管理運用に関することしか決めることが出来ません。その他の身上監護と呼ばれる行為は家族信託の受託者では行う子が出来ません。身上監護(身上保護)とは、例えば委託者である親が施設に入所しなければならな […]

信託の受託者が変わるとき

 家族信託契約は通常何年という長期間に及ぶ契約です。受益者連続型信託であれば更に長く、20年程続くことも普通にあります。その間に受託者が死亡や解任等の理由で受託者を変更するケースも十分あり得ます。今回は、このように受託者 […]

受託者不存在に備える

 家族信託の基本的なスタイルは、老親を子供世代が支えていくということです。しかし世の中若い人が高齢者より常に健康とは限りません。不慮の事故や病気で突然受託者としての業務を行えなくなる事態も想定しておかなければなりません。 […]

受益者ー受託者間の利益相反行為

 家族信託において、受益者と受託者との利益が相反する行為(利益相反行為)は原則禁止されています。どのような行為が利益相反行為とされるのか、信託法によると以下の4つが挙げられています。  ① 信託財産に属する財産を受託者の […]

受託者の会計業務

 信託法37条では、受託者の「帳簿等作成等、報告及び保存の義務」について定めています。どのようなことが定められているかというと、   ・信託帳簿等の作成義務   ・毎年一回定期の時期に財産状況開示資料を作成し、委託者に報 […]